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PostScript 上級レベル
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【基本-1】オーバープリントについて
オーバープリントとは例えば赤いセロファンと青いセロファンを重ねると、重なった部分が紫色になるという透明効果のことです。デザイン・印刷業界ではノセと言います。 同じように赤い色紙と青い色紙を重ねても、重なった部分は上になる色です。不透明なの... -
【基本-2】タイリングパターンについて
タイリングパターンとは図形を隙間なく平面に敷き詰めたものです。 タイリングパターンはPostScriptレベル2からの機能で、色付きと色なしがあります。色付きとは基本となる図形に色を付けてパターン登録する方法で、色なしとは色を付けないでパターンを登... -
【基本-3】シェーディングパターン(線形)について
グラデーションについて紹介します。海外のサイトではグラデーションの見本をみかけますが、日本ではあまり解説したサイトはないようです。まあ、グラデーションはグラッフィックスアプリで簡単にできるので、あえてPostScriptで作る必要はないかもしれま... -
【基本-4】シェーディングパターン(放射)について
放射シェーディングについて紹介します。円から円へのグラデーションです。開始円・終了円の半径と座標を設定します。半径は0以上で、どちらか1つを0にすると点になります。その他のパラメータは線形シェーディングと同じです。★が付いたパラメータは変更... -
【基本-5】シェーディングパターン(自由形式)について
三角形のメッシュを繋げて、形を作っていくシェーディング方法です。三角形は次のパラメータで作っていきます。エッジフラグ(1or 2) x座標 y座標 色値(0〜4個) エッジフラグとは、どの三角形のエッジが共有されるかを定義するものでエッジフラグ 0は... -
【基本-6】シェーディングパターン(ラティス形式)について
ラティス形式と呼ばれるシェーディング方法です。擬似矩形の頂点を設定して三角メッシュを作っていきます。矩形の横方向の並びを行と言います。矩形は次のパラメータで、座標を行単位で設定していきます。x座標 y座標 色値(0〜4個)VerticesPerRowは行... -
【基本-7】座標変換(拡大・縮小)について
座標変換にはスケーリング(拡大・縮小)、シェア(せん断)、ローテイト(回転)、鏡像、トランスレート(移動)などがあります。 concatオペレータは座標変換が一度に出来て便利なのですが、パラメータの組み合わせが良くわからなかったりします。そこで組... -
【基本-8】座標変換(せん断)について
せん断でググっても説明が何だかわかりにくいです。ここでは簡単に、例えば四角形を平行四辺形のように変換することとします。実際は菱形にもなります。 グレー部分が元の図形で、変換後は赤で示しています。 [cc lang="postscript" tab_size=“4” lines="4... -
【基本-9】座標変換(回転)について
回転は[ cos -sin sin cos ]あるいは[ cos sin -sin cos ]と決まっていますので、簡単です。 グレー部分が元の図形で、変換後は赤で示しています。 [cc lang="postscript" tab_size=“4” lines="40" highlight=“0”] %!PS-Adobe-3.0 EPSF-3.0 %%BoundingBox:... -
【基本-10】座標変換(菱形)について
菱形はせん断と回転の組み合わせでできています。 グレー部分が元の図形で、変換後は赤で示しています。 [cc lang="postscript" tab_size=“4” lines="40" highlight=“0”] %!PS-Adobe-3.0 EPSF-3.0 %%BoundingBox: 0 0 240 240 %%Title:座標変換(菱形) 0 ...