01 四角形を描いてみよう-基本

四辺形を描く4つのスタイル

プロセシングで四辺形を描くには、square() 正方形(矩形)、rect() 長方形、quad() 四角形、vertex()で4頂点を結ぶ方法で4種類あります。vertex()04 線を描いてみようーvertexを使うで紹介しました。

square()で正方形を描く

QUAD-0100 正方形は幅と高さが同じで、各辺の角度は90度の四辺形です。

QUAD-0101 画面のセンターに描きたかったのですが、左上が原点のようです。rectMode()で正方形の中心を原点にします。

正方形を描く
構文sqare(x, y, extent)x,yの位置(デフォルトで左上)に大きさ extentの正方形を描く。
パラメータx,(float) デフォルトでX座標
y(float) デフォルトでY座標
extent(float) 正方形の幅と高さ (extent: 範囲)
戻り値voidなし
四辺形が描画される場所や大きさの解釈を変更する
構文rectMode(mode)四辺形のパラメータの解釈を変更します。
パラメータmode(int) CORNER, CORNERS, CENTERまたは RADIUS
戻り値voidなし

rectModeについて

QUAD-0103 CENTERはx,yを四辺形の中心と解釈し、extent,w,hは幅と高さで変更はありません。

QUAD-0104 RADIUSはx,yを四辺形の中心と解釈し、extent,w,hは幅と高さの半分と解釈します。

rect()で長方形を描く

QUAD-0105 長方形はすべての角度が90度の四辺形です。角丸を付けることもできます。

QUAD-0106 rectModeでセンターに描きます。

QUAD-0107 角丸長方形を描きます。

QUAD-0108 角丸長方形は全ての辺の角丸の大きさを変えることができます。

長方形を描く
構文rect(x, y, w, h)
rect(x, y, w, h, r)
rect(x, y, w, h, tl, tr, br, bl)
x,yの位置(デフォルトで左上)に大きさ w, hの長方形を描く。パラメータは公式サイトの表記ではa,b,c,d…となっています。これはrectModeで解釈によって変わるためです。ここではわかりやすいようにx,y,w,hにしています。
パラメータx(float) デフォルトでX座標
y(float) デフォルトでY座標
w(float) デフォルトで幅
h(float) デフォルトで高さ
r(float) 四隅すべての角丸半径(radius)
tl(float) 左上の角丸半径(top-left)
tr(float) 右上の角丸半径(top-right)
br(float) 右下の角丸半径(bottom-right)
bl(float) 左下の角丸半径(bottom-left)
戻り値voidなし

quad()で四角形を描く

QUAD-0109 四角形は90度という角度の制限がありません。菱形や台形や不定形な四角形などが描けます。作例で黒点を付けたところが最初の頂点となります。赤点が二番目のコーナーになります。

QUAD-0110 頂点を交差させてみます。

四角形を描く
構文quad(x1, y1, x2, y2, x3, y3, x4, y4)4つのコーナーの座標を設定して四角形を描きます。
パラメータx1, y1(float) 最初のコーナーのX, Y座標
x2, y2(float) 2番目のコーナーのX, Y座標
x3, y3(float) 3番目のコーナーのX, Y座標
x4, y4(float) 4番目のコーナーのX, Y座標
戻り値voidなし

ヘッダー画像はChatGTPで作成しました。

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