不昧公印譜

不昧公とは

不昧公(ふまいこう)とは出雲国松江藩7代藩主松平 治郷(まつだいら はるさと)のことで、江戸時代の代表的茶人だそうです。印譜(いんぷ)とは鑑賞や研究を目的として印章の印影および印款を中心に掲載した書籍ということです。
今回は不昧公の印譜をご紹介します。
(タイトルカバーは不昧公の別荘の一部/雲州不昧公大崎別業真景より)

肖像:茶禅不昧公
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1057821

データについて
国立国会図書館デジタルコレクションのパブリックドメインのデータを加工して使用しています。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1185411

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ニ 雲中白鶴/ ホ 蘭室/ ヘ 日月長/ ト 一椎舎

人食い亀

この不昧公のことを調べていたら印譜とは関係ありませんが、興味深い話が出てきました。
不昧公が父の長寿を祈願して松江の月照時に奉納した石で作られたのは大亀。この大亀が夜な夜な暴れ出し、人を食うようになった。住職が大亀を諭すと「自分ではどうにも止めることができない」ということで住職は藩主の功績を石碑に彫り込み大亀に背負わせたらピタッと奇行は止まったということです。
上記の説以外にも様々な伝説があるようです。
大亀が徘徊するという話が小泉八雲の随筆に書かれているそうです。

苫小牧駒澤大学紀要 34号 イメージが文学を作り出すことということ ――亀趺から伝説が発生した事例を追って――

亀趺(きふ)というものを初めて知りました。亀趺というのは石碑の台座が亀になっているものです。下記のサイトに大亀の写真がありますが、かなり大きな亀です。

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