扁額集-集古十種より

扁額(へんがく)とは、門戸や室内に掲げる額のことであり、「扁」という言葉は、平たいという意味を持ちます。辞典には、扁額は横長の額と定義されていますが、縦長の額も多く存在しています。
参考になりそうな扁額の写真がないかと過去に撮ったものを探していると、何点かありました。探せばあるもんですね。外部ばかり探していました。

今回のコレクションは集古十種(しゅうこ じっしゅ)に収められた寺院や神社等の扁額集です。
額字は弘法太師や小野道風、後醍醐天皇や嵯峨天皇など当時の天皇、皇族、法親王などが揮毫しています。書体は楷書、行書、草書、篆書、隷書、飛白、神代文字など多彩です。
※「集古十種」は古宝物図録集で八五巻があり、その中には兵器類、印章類、文房類、法帖、書画(肖像 、弘法太子真跡、名物古画)、鐘銘類、碑銘類、扁額類、銅器類、楽器類の10種類、1859点の図が収められています。編者は松平定信です。
※図は国立国会図書館デジタルコレクションのパブリックドメインのデータを加工・使用しています。掲載に当たって、背景を白地にし、見開きに表示されたものは真ん中の欠損を修正したり、横向きに書かれたものを回転したりしています。そのためオリジナルのデータとは異なっているということをご了承ください。

扁額について詳しくは外部サイトでどうぞ

扁額の意匠と構造(PDF)

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