茶家印譜

茶家(ちゃけ)とは茶道にたずさわる。また、茶道を教え、点茶を職業としている人のことだそうです。印譜(いんぷ)とは鑑賞や研究を目的として印章の印影および印款を中心に掲載した書籍ということです。
この茶家印譜では皇族から諸大名、画家、僧、職業茶人などの著名な茶人の印章を集めてあります。

茶道の資料を色々と見ていたらこんなページがありました。

茶壷の紐結び 国立国会図書館デジタルコレクション「遠州流見聞録」よりトリミングして使用

この茶壷を結ぶ絹の紐を口緒というそうですが、毒の混入を防ぐ役割があるそうです。ネットで茶壷の写真を見ると紐はほとんどが朱色でした。なぜ朱色なのかを調べましたが、見つけられませんでした。次に朱色について調べると染色の材料由来の防腐、防虫効果や魔除けの意味があったようです。兜の口緒にも朱色が多く使われていますので、朱色の紐はポピュラーなものだったのかもしれません。

タイトルバックはメトロポリタン美術館「千利休の肖像画と辞世の句」、下記画像は国立国会図書館デジタルコレクションのパブリックドメインのデータを加工・使用しています。

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尭然親王(ぎょうねん しんのう)江戸時代前期の皇族・僧

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