三代歌川豊国(国貞)の浮世絵、豊国揮毫奇術競(とよくにきごうきじゅつくらべ)を基にデザインした製品を発売しました。
これは日本の妖術師を描いたものです。奇術は現在では手品の意味が強いのですが、蛇や蜘蛛、蛞蝓、龍などを自在に操ったり火遁の術、変装などのあやかしの術を使ったりすることを言います。
絵は全部で37枚あるようなのですが、国立国会図書館デジタルコレクションには32枚しかありません。
無いものは目録(歌川芳虎)、日本駄右衛門、玉藻前、韋駄天五郎(歌川国周)、伊賀寿太郎の5枚です。
このシリーズの魅力ですが、「的田次郎」という絵では屏風に描かれた亀が実体化し抜け出て、屏風から流れる水路に向かい、また屏風に戻っていくかのようです。
これはエッシャーのReptilesの絵から抜け出るトカゲのようです。多分年代的に豊国の方が先だと思いますが。。。他にも大ねずみや大蝙蝠、怪魚などが登場する面白い浮世絵です。
製品では、ただ単に浮世絵そのままでは面白くないのでポスター風にデザインしてみました。
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国立国会図書館デジタルコレクション
ZAZZLEで豊国揮毫奇術競シリーズを発売。
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